2005年10月27日

『遠野物語』とは?

遠野といえば、『遠野物語』と結び付きます。


遠野物語という本は、遠野に言い伝えられるたくさんの話をまとめた、記録書です。
『遠野物語』が出版され、脚光を浴びるにしたがって、その舞台となった「遠野」が広く知れ渡ります。
著者である 「柳田国男(やなぎたくにお)」(民族学者) が、遠野生まれの 「佐々木喜善(ささききぜん)」(民話研究家) から、直接語り聞いた話をまとめ、1910年(明治43年)に出版しました。
もうすぐ100年が経ちます。最初は自費出版で、350部がシリアル入りですられたそうです。

遠物 1主な本の内容は「山の神」、「家々にまつられている神」にまつわる話。
「天狗」、「河童」、「座敷ワラシ」、「雪女」などが登場する話。
不可思議な出来事や、村の年中行事についての話などです。

遠野の具体的な地名、場所などをを指していて、そこは今でも独特の雰囲気を持つ観光名所だったりします。「この本に出てくる場所をめぐりながら、この本の話の思い浮かべる」。遠野の1つの楽しみ方です。

全部で119話。1話ごとは短く、本で見てもたった数行のものから、長くても1ページ足らずです。


あまり詳しくは分かりませんが、日本民族学のさきがけで重要な位置づけにある本らしく、文章も簡潔な美しさを持っていると言われています。




柳田国男、本人はこの本の書き始めに
このような事を語っています。


「 この話はすべて
佐々木鏡石(きょうせき)(佐々木喜善の筆名)君から
聞きました。
彼は話下手だが誠実な人です。
一字一句丁寧に、感じたままに書きました。

遠野郷にはこのような話がまだ数百件あり、
もっと聞いてみたい。

国内の山深い所には、まだ無数の伝説があるでしょう。
それを語って平地人を、
震え上がらせてくれる事を願います。

この書はただの、そのさきがけであります。 」





遠物 2僕が始めて遠野を訪れた時、何も知らずにただ気軽に行っただけなので、「遠野物語によると―」、「遠野物語第○×話にある―」という説明書きがあっても、何の事だかよく分かりませんでした。

『遠野物語』を分かりやすく口語訳された本や、柳田国男と遠野について書かれた本などもあるので、少しでも読んでから「遠野」へ行くと、より「遠野」を楽しめると思います。

『遠野物語』の話と、そこへ実際行ってその雰囲気を味わうのも「遠野」の楽しみ方なのでしょう。
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