2005年10月26日

五百羅漢 「彫り続けられた羅漢像」

M 五百羅漢「五百羅漢(ごひゃくらかん)」は遠野駅から車で5分の所にある「卯子酉さま」の無料駐車場に車を停め、その裏山を5分ほど登った所にあります。
すぐ近くまで細い車道もありますが、「卯子酉さま」に停めて「愛宕神社」も合わせて3つ一緒に見るといいと思います。

五百羅漢というと、たいていはお堂などにまつられたものですが、遠野の五百羅漢は“石に彫刻されたものはここだけ”という珍しいものです。


五百羅漢 1 


入り口には五百羅漢登口の碑があります。


五百羅漢 2


辿り着くと林の中に、
ごろごろと岩が崩れ落ちてきたかのような場所があります。
そこが「五百羅漢」です。
表面が苔で覆われていたりして、ただの岩のようですが、
良く見てみると羅漢像が彫られています。



五百羅漢 3


250年近く月日が経っているため、
ほとんどが分かりづらくはなっていますが、
中にははっきりと彫られているのが見れるものも。
ただ真っすぐに登ってしまうと見逃してしまうものもあります。




五百羅漢 4
この五百羅漢は大慈寺(だいじじ)(現・遠野市大工町)の19代・義山(ぎざん)和尚が1765(明治2)年にここの自然石に彫ったものだそうです。
五百羅漢 5
遠野は度々、飢饉(ききん)(不作で食糧が不足し、飢えること)にみまわれ、その度に多くの人、馬、牛が犠牲となり、中でも大飢饉が数十年に一度、1695、1755、1783、1838年と4度あり、四大飢饉と言われています。

これら数多くの飢饉の犠牲となった人々の霊を供養するために、ここで義山和尚が彫り続けたのでしょう。




昔は春に花見、秋に紅葉狩りと
人々の憩いの場でもあったそうです。
今はとてもそうとは思えないほどの静けさで、
湿った苔が生える、ひんやりとした場所です。
義山和尚はどんな思いで五百羅漢を彫り続けたのでしょう…
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