2005年12月05日

山崎のコンセイサマ 「1.5mの石」

コンセ 6


  柳田国男の『遠野物語』の中に 「コンセサマを祭れる家も少なからず。石又は木にて男の物を作りて捧げる也。」 ⇒ 「コンセサマをまつっている家もすくなくない。石、または木で男根の形を作ってまつるのです。」 とあります。このお堂の中にその「コンセイサマ」があります。

山崎コンセサマ「山崎のコンセイサマ」までは「遠野駅」から車で20分。
すぐ目の前まで車で行けます。

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「途中にあった祠」                             「途中にあった流水」
コンセ 1コンセ 3  340号線から曲がった後も、道の要所には、一応、案内の矢印が立ててあるので、迷わずに着けます。
  途中には素朴な感じで落ち着いた雰囲気のある祠(ほこら)や、水が流れ出てる所などもあり、思わず車を停めて眺めてしまいました。

コンセ 5  舗装された道路を進み続けると、そのまま「コンセイサマ」のお堂に到着します。車を目の前に停め、辺りを見回すと、これより先は山。静まり返った場所です。
コンセ 8  手を荒い清めるところもありますが、なんだかすごく低いです。
  お堂の左脇には、人工的(!?)に輪をはめられた石があります。この石のいわれはよくわかりませんが、これも男根をモチーフにしたものだと思われます。


  「コンセイサマ」は、漢字にすると「金勢様」、または「金性様」と書くそうです。男根の形の石や木をまつり、性神として崇(あが)めるもので、生殖をもたらす威力があるということから「子授け」・「出産」・「縁結び」、そして「農作物の豊穣」の神として信仰され、さらには「商売繁盛」・「交通安全」の祈願もするそうです。
コンセ 9
  遠野では現在、他の数ヵ所でもまつられたコンセイサマを見ることができます。 「程洞(ほどほら)のコンセイサマ」(五百羅漢の近く)、「ふるさと村」(園内。木製のものなど。)、「伝承園」(園内。40cmくらいの小規模なもの)、それと荒川にもあるそうです。

  このガラス戸の中を覗いてみたら、その「コンセイサマ」はありました。よく「遠野のコンセイサマ」として、写真などで見たことがありましたが、これがその実物です。

コンセ 7

  久しく所在が不明となっていたというこの「コンセイサマ」は、近年工事中に土砂の中から発見されたのだそうです。自然石で、高さ1.5m、太さ直径50cm。

  この周りには、「コンセサマ」に似たような形の石が偶然なのか、あえてなのか、いくつかあります。おそらく皆、あえて置かれたものでしょう。
コンセ 10 コンセ 11 コンセ 4
  「コンセイサマ」を初めて見たとき、本当にこのようなものが真剣にまつられていて、崇められている事にとても驚きました。しかしこれらは、ここ遠野における重要な信仰文化であると、今では思えます。


お堂のすぐ横には「地震観測所」というものが。
コンセ 12コンセ 13
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